主要キャラ
雪野鈴
本作の主人公。
父の借金が原因で土佐組に拘束されるも、看護師という経験を買われ、犬童兄弟のもとで働くことになる。
冷徹な判断や行動をする犬童達と衝突することもあるが徐々に2人の背景を理解するうちに打ち解けていく。
犬童辰次
路地裏で社会から外れた者だけを救う闇医者。
その腕前は大学病院で勤務する医者以上。
法外な治療費を請求するが、お金を払えばどんな依頼でも引き受ける。
犬童亥三
ゴロツキの保険屋。
来院患者への保険加入が主な仕事ではあるが、色んなところに顔が効くことから患者の今後のサポートも出来る限り行っている。
甲斐
土佐組のヤクザ。
ターゲットには極悪非道な方法で落とし前をつけさせる。
犬童達のところへ来院した患者の後を追うこともしばしば。
あらすじ
拘束される雪野鈴
看護師として病院勤務する雪野鈴。
ある日鈴は父の900万の借金のせいで土佐組に監禁されてしまう。
暴力を受けながらも鈴は頑なに借金請負の承諾書にサインしようとしない。
強引にもサインさせようとする土佐組の甲斐はタバコの火で鈴の鼻の内側を焼こうとする。
するとその時、甲斐宛に土佐組の若頭から連絡が入った。
どうやら鈴の看護師の経験を見込み、犬童という人物が鈴の身柄を引き取る言い出したようだ。
九死に一生を得た鈴に甲斐は「後悔するぜ、雪野鈴。おとなしく風呂に沈んどぎゃ良かったってな」と忠告してきたのだった。
犬童兄弟
監禁後、薬で眠らされた鈴は目を覚ます。
目の前には見知らぬ男2人が小籠包を食べていた。
片方が大男(亥三)が「ここに来るまでだいぶ暴れたらしいな」と話しかける。
それに対し鈴は亥三に「あなたが犬童さん?」と尋ねる。
すると亥三は「確かに犬童だがアンタを買ったのは俺じゃない、兄の犬童辰次だ」と向かいに座っている小柄な男を指した。
そして鈴はさっそく辰次の仕事を手伝うよう指示されある部屋に向かわされる。
亥三から「アンタの前に働いてた奴は逆に殺された、まぁここじゃ珍しいことじゃない」と聞かされている鈴は恐る恐る部屋に向かう。
するとそこは手術室でそこには手術着を着ている辰次がいた。
鈴は辰次から手術の経験を問われる。
「一応実習では・・」と答えると、辰次はさらに「お姉さん力は強いほうですか?」と尋ねた。
するとそこに1人の男が亥三に担がれて入ってきた。
担がれているその男は片腕を失っており、「くそぉぉぉ、早くしろぉぉぉ」と叫び散らす。
しかし辰次は「すみません、ウチ・・前金制なので」と微動だにしない。
隣にいた男の彼女はすぐに90万を渡すも、辰次は「あのー、90万じゃ消毒して麻酔なしで縫合して終わりなんですけど」と説明する。
するとベッドに横たわる男は「アリムラヒロシ名義で20万、2日前に掛け金振り込んだから早くしろよ!!!」と叫び散らした。
すぐに亥三は携帯を確認し「あぁ確かに振り込まれてる、掛け金の10倍までは俺が支払う。手術を始めてくれ。」と辰次に指示を出した。
2人の正体が全く掴めない鈴に改めて亥三は自己紹介する。
「辰兄は医者で俺が保険屋、それが俺たちの仕事だ」
辰次の腕前
さっそく手術に取り掛かる辰次はまず切断された腕を手に取ると、なんと消毒のために火を通しだした。
一瞬で消火し、続いて裁縫に取り掛かる。
裁縫といってもただの見せかけの裁縫ではなく、それは神経をも繋げるものであった。
辰次のその素早すぎる手捌きに鈴は息をするのを忘れるくらい見とれてしまう。
それと同時にこれだけの腕を持ちながらなぜ闇医者をやっているのかという疑問も浮かんだ。
手術は無事成功し男は一命を取り留めたどころか、腕も元通りに戻ったのだった。
この日を境に鈴は犬童辰次の看護師として働くことになったのだ。
感想
まだまだ始まったばかりですが、若干薄っぺらいアングラ漫画臭がプンプンします!!
自分が読んでいて全く受けつけなかった善悪の屑と同じ臭いが・・・
来院患者にも感情移入出来ませんし、話が淡々と進みすぎて色んな要素がアングラ漫画としてもうちょっとプラスされればな〜!!って感じです。
2〜3話完結という構成ですが、話が進むにつれ徐々に犬童達2人の過去が明らかにされていきます。
バカレイドッグスの通信簿
絵柄 ⭐⭐☆☆☆
演出 ⭐⭐⭐☆☆
ストーリー ⭐⭐☆☆☆
キャラクター ⭐⭐☆☆☆
世界観 ⭐⭐⭐☆☆
セリフ ⭐⭐☆☆☆