透明人間の骨 読んでみた あらすじ 感想

感情的な父、無関心の兄、耐え忍ぶ母。崩壊した家庭の中で過ごす少女・来宮花。「ここに居たくない…」そう願ったある日、透明人間になる術を身に付け――。これは一人の少女が普通を、痛みを取り戻すまでの物語。

荻野純(著)

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主要キャラ

来宮花

本作の主人公。
心に闇を抱えるうちに透明人間の能力を手に入れる。
その能力により父をこの手で殺したのだが、自負の念に狩られ周りとも壁を作るようになる。

水上伽奈

一人暮らしを始めた花の隣人であり、同じ高校に通う同級生。
とにかく明るく前向きな性格で内向的な花にも交友的に接して来る。
花とはよく一緒に鍋をしている。

中山栞

花が通う遡玉高校の2年生。
校舎裏で弾き語りをしているところを花に見られ、それを気に仲良くなる。
花も父親を殺したことを何故か栞に打ち明けることが出来てしまう不思議な魅力を持っている。

来宮母

夫からの暴力があったにも関わらず、花と兄を見捨てない為に15年以上耐え続けて来た。

来宮父

怒りで感情をコントロール出来ない父。
花に殺されて以降も、花の心を縛る幻影として度々登場する。

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あらすじ

荒くれ者の父

小学生の来宮花には大きな悩みがあった。

それは荒くれ者の父の存在だ。

自分の感情をコントロール出来ない父は機嫌が悪くなるとよく母に怒鳴り散らしていた。

透明人間

そんな父に恐怖を感じる花は次第に『この家にいたくない』という感情が持つようになる。

そう思いながらなんとなく鑑を眺めていると・・・自分の姿がドンドン透けていったのだ。

はじめは何が何だか分からず混乱する花だったが、徐々に自分が透明人間になったと自覚する。

それから暫く花は透明人間の能力を使い、日常生活を色々楽しんでいた。

母を殴る父

花が小学4年になったある日、花ははじめて父が母を殴るのを目撃する。

それも昼食を作っていないという理由だけで・・

そんな父を見ている兄はただ傍観しているだけで止める素振りもない。

そして父の怒りは花にも向けられる。

「花ちゃんは俺が悪いと思ってるのか?・・・俺が悪いのか!!!

その瞬間、花は父には何を言っても無駄であることを悟った。

花の決意

それから5年後のある日、父から暴力を受けた母がついに自ら命を絶とうとする。

思わず花は「やめて、お母さん!!」と叫びその場は収まったが、その日以来父から母を守らなければならないという気持ちが花に芽生える。

そしてある日透明人間になった花は

父を刺し殺したのだった。

『これで母がもう父に殴られることはない』
そう安堵した花であったが、それ以降自分のことを『父を殺した犯罪者』と自負の念を感じ続けるのだった。

しかし高校進学後、そんな花を大きく変える出会いが待っていた。

水上伽奈と中山栞との出会いであった。

2人との出会いにより闇を抱えた花は前を向く兆しを得るのであった。

感想

全体的な感想

かなりリアルに近い感情が描かれてる漫画です。最近こういったキャラクターの感情や言葉に共感したりする漫画が少ないので読んでいて鳥肌が立つシーンがちょくちょくありました。
展開は少ないのですが、セリフも少なくキャラクターの表情や描写などで心情を表すシーンが多いのであっという間に1巻読み終えてしまいます。
花にはこれまでツライ思いをしてきた分、栞や伽奈との素晴らしい出会いでツライ過去をチャラにしてほしいですね。

この漫画の特徴

キャラクターの色々な感情が上手く描かれているという印象です。
それをセリフではなく、なくまでキャラクターの表情や描写で描いているのはさすが作者の技量であると感心してしまう程です。
ストーリーよりも描写や演出が良くでいて、思わず感動してしまうシーンも結構多かった印象です。

こんな方にオススメ

・淡々と読みたい方
・画力高め漫画が好きな方
・ヒューマンドラマが好きな方
・ちょっと感動したい方←栞と伽奈の優しさについ感動しちゃいます

透明人間の骨の通信簿

絵柄     ⭐⭐⭐⭐☆

演出     ⭐⭐⭐⭐⭐

ストーリー  ⭐⭐⭐☆☆

キャラクター ⭐⭐⭐⭐☆

世界観    ⭐⭐⭐☆☆

セリフ    ⭐⭐⭐⭐⭐

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