目次
主要キャラ
吉野みち
本作の主人公。
旦那(陽一)とのセックスレスに悩み、色々なアプローチを仕掛けるも全て空振りに終わる。
空回りしている自分の気持ちを徐々に抑えることが出来なくなっている。
新名誠
みちの同僚。
誠も結婚7年目にして妻とのセックスレスに悩んでいる。
みちの心の拠り所となっている。
北原華
みちの後輩。
彼氏をコロコロ変えたり、プライベートを優先し仕事を他人に押し付けたりと自由気ままなところがある。
子供がいない誠をターゲットにしている。
吉野陽一
みちの旦那。
みちのことを妻として好きではいるのだが、結婚生活が長くなり性の対象としては見れなくなってしまった。
あらすじ
セックスレスを抱えるみち
吉野みちが勤務する会社では朝から同僚の寿退社の知らせがあった。
その知らせを聞いたみちの率直な気持ちは『いいなぁ・・セックスしたんだ・・・』であった。
実はみちは結婚5年目にして、2年近く夫とのセックスレスに陥っていたのだ。
同僚の新名誠
すぐに正気に戻ったみち。
そんなみちの横で後輩の北原華は「送別会で新名さんの隣ゲットしよーと」と意気込んでいた。
同僚の新名誠も結婚7年目にしてまだ子供を授かっておらず、それを良しとして華は浮気相手として狙っていたのだ。
無関心な夫
自宅の食卓で旦那の陽一に会社で寿退社があったことを話すみち。
何気なしに「陽ちゃんはさ、子供欲しい?」と聞いてみると陽一も「欲しいに決まってるじゃん」と答える。
「じゃあ作る?」と聞くと陽一は「うん、いーよ」と即答する。
その日ドキドキしながら陽一と一緒のベッドに入るみち。
そしてそっと陽一の手を握ると、陽一は「ごめん、疲れてるから」と素っ気ない対応を見せた。
そんな陽一にみちは目を潤わせながら「私達2年もしてないんだよ!?」とそっと嘆いたのだった。
セックスの約束をするみちと陽一
しかし後日、セックスレスに悩むみちを気遣った陽一は「水曜早く帰るから・・しよ?」とみちを後ろから抱きしめた。
約束の水曜日当日、いつもと違い髪をアップさせるなど気合いを入れるみち。
その日は寿退社する同僚の送別会であったが二次会には参加せず、みちはすぐに家に帰ろうとした。
すると同僚の新名誠も二次会には参加せず帰ろうとするので、誠にベッタリの華と3人でタクシーで帰ることになった。
華が先にタクシーを降りて、誠と2人っきりになったみち。
するとみちの携帯に陽一から一件のLINEが入る。
「ごめん急に部長に誘われたから先に寝てて」
その連絡を見たみちには『私にとっての今日と陽ちゃんにとっての今日はきっと重みが全然違う』と寂しさを感じるしかなかった。
みちを気遣う誠
みちはタクシーを降りた後も『このまま女として終わるのかなぁ・・・』と虚しさを抱えながら家に向かう。
すると後ろから誠が後を追いかけてきた。
理由を聞くと誠は「いや、別に・・ちょっと大丈夫かなって思って」と答える。
そしてこのままバーに飲みに行った2人は、夫婦関係について話し合う。
互いに悩みをさらけ出すみちと誠
お互い結婚生活が長い2人はお互いの夫婦関係をさらけ出した。
なんでも話を聞いてくれる誠の優しさにみちはつい「・・・うち・・セックスレスなんですよね」と悩みを漏らしてしまった。
言った後にすぐに恥ずかしくなり発言を後悔するみち。
すると誠も「実はうちもセックスレスなんだよね」と本音を漏らしたのだった。
みちはそんな誠の目からどこか寂しさを感じたのであった。
感想
全体的な感想
宣伝をチラホラ見かけるので読んで見ましたが、セックスレスに悩む主人公の浮気物語。
なかなか面白かったんじゃないかな??というのが正直なところです。
まず1巻で主人公みちが旦那(陽一)から心が離れていく描写もしっかり描かれています。
陽一の素っ気ない対応に1巻を通してみちはずっと心を痛めるワケなのですが、主人公の一方的な視点だけでなく陽一サイドの視点もちゃんと描かれていることで2人のすれ違いがより強調されているように思います。
そして陽一の気持ちもよく分かる!!と思えた方はこの作品を結構楽しめるのではないでしょうか!!
一癖ありそうな華も今後誠を巡って対立とかしちゃったら、ますますドロドロになっていくんだろうなぁ!と期待も込めて採点してみました。
この作品の特徴
かなりリアルなカップルの現在を描いている作品だと思います。
各キャラの心情も細かく描かれているのもこの作品の特徴ではないでしょうか。
こんな方にオススメ
リアルに近い恋愛漫画が好きな方
セックスレスに悩む方(特に男性)
あなたがしてくれなくてもの通信簿
絵柄 ⭐⭐⭐⭐☆
演出 ⭐⭐⭐⭐☆
ストーリー ⭐⭐⭐☆☆
キャラクター ⭐⭐⭐☆☆
世界観 ⭐⭐⭐☆☆
セリフ ⭐⭐⭐⭐☆