目次
主要キャラ
田中藍名
本作の主人公。
2年交際した嗣智から婚約破棄を言い渡され、傷心していたところを卯月に介抱される。
それ以降、卯月との2年に渡る契約結婚が始まる。
狩野小路卯月
藍名の旦那。
年齢は19歳にして小説家として活躍している。
狩野小路という苗字を変える為、藍名と契約結婚する。
初体験の相手は藍名。
八幡任
卯月の作家時代の担当編集者。
かなりの辛口で卯月を100万部作家まで育て上げた。
初瀬美優
藍名が勤める会社の後輩。
藍名と婚約中の嗣智を奪い、交際している。
しかし卯月と交際している藍名への嫉妬を持ち続けている。
10話ネタバレ
食事をする藍名と八幡
八幡に招待された高級料理店で食事をする藍名。
さっそく八幡から「先日は誠に失礼致しました」と頭を下げる。
だが八幡は頭をあげると「俺が育てた作家が歳くったキャバ嬢かグラビアアイドル崩れに騙されたと思ったもんで」と皮肉で続けたのだった。
『相変わらずこの男は・・・』と苛立ちをみせる藍名。
すると八幡は「ちょっと素人とは思えないほど綺麗だから」と急に藍名を持ち上げたのだった。
言いたい放題言われた後に急に自分を持ち上げられた藍名は『この男絶対同性とか異性とか関係なくモテる』と直感したのだった。
それと同時に『純粋無垢な卯月は簡単に掌で転がされてしまう』と警戒を強める。
卯月の才能を認める八幡
八幡は卯月の才能について話し出す。
「あいつの文章は酷い」と話しはじめる八幡だったが、「だがあいつの文章は刺さる、人の根幹を射抜く」と真っ直ぐな目で語った。
八幡は卯月の才能を誰よりも認めており、卯月が作家を続けてくれるなら自分が担当じゃなくても良いと考えていた。
自分が原因でその才能を埋もれさせたくないと責任感を感じていたのだ。
藍名が与える影響力
八幡の気持ちを知った藍名は「でも私は卯月くんに対して影響力はないんです」と答える。
だが卯月を長年知る八幡は「そんなことはない」とキッパリを返した。
今まで嫌なことがあれば逃げ続けてきた卯月が藍名を守る為にはじめて怒りの感情を露わにした、、、そのことが卯月の中で藍名が大きな影響を及ぼしていることの何よりの証拠であった。
それを聞いて藍名は少しホッコリしたのだった。
美優による嫌がらせ
卯月が働くレストラン。
そこには今日も美優が顔を出していた。
毎日顔を出す美優は店員からも「可愛い」と注目を集めていた。
だが卯月は美優の机の上に自分の著者が置かれていることから、自分のファンであることを気付いていた。
作家であるとを隠して働いている卯月は少し嫌な胸騒ぎを覚える。
すると美優が「すみません」と卯月を呼び止める。
「はぁ」と一息ついて注文を伺いにいく卯月。
だが美優は「狩野小路卯月先生ですよね?」と話しかけたのだった。
その言葉に周囲の客も「狩野小路卯月?あの小説家の?え?うそ、ほんと??」と反応する。
すぐに卯月は「いえ、違います。僕は田中・・」と拒否するも美優は「初瀬美優です。奥様の会社の後輩で結婚式にもご招待頂きました」と言葉をかぶせる。
さらに美優はサインを求め、卯月を追い詰めるのだった。
バイトを辞めた卯月
グッタリした様子で自宅に帰る卯月。
「おかえりなさい卯月くん」と出迎える藍名だったが、すぐに卯月の様子がおかしいことに気がつく。
そして卯月は「・・・バイト辞めてきた」と藍名に告げたのだった。
美優が店に来て自分が有名作家であることをバラされたことを藍名に伝える。
そのまま卯月は「ごめん、僕今日ご飯いらない」と自室に引きこもった。
報告を受けた藍名は「初瀬さんが・・・」と動揺を隠せずにいた。