目次
登場キャラ
雨樹凛子
本作の主人公。
上坂に恋心を抱いているのか自分でも分からなくなっている。
上坂弦
凛子の同期。
昔シホちゃんという子に恋心を抱いていた。
久地
バーの雇われ店長。
上坂の幼馴染。
8話ネタバレ
手料理を振る舞う凛子
上坂が好反応を見せ、凛子はつい嬉しくなってしまう。
さっそく家にある野菜を使って料理を始める凛子。
鍋で野菜を煮込みながら長ネギをみじん切りする。
そんな凛子の後ろ姿を上坂はジッと見つめる。
そしてそのあまりにも美味しそうな匂いに吊られ上坂はきんぴらをつまみ食いしてしまう。
その味に思わず「うまっ」と感動してしまう上坂。
心がくすぐられる凛子
凛子はもともと古風な料理が得意なのだが、良い女ぶりたくて周りには得意料理をアクアパッツァと言ったりしていた。
そんな凛子に上坂は「雨樹さんいい女だよ。フリとかしなくてもフツーに」とシレッと褒める。
そんな上坂の言葉に凛子の心はまたもくすぐられてしまう。
『今日だめだ。本当なんかだめだ。いちいち上坂くんの言動にやられてしまう。』
もしかすると自分は上坂のことが好きなのではないか?と考え始める凛子。
だがすぐに勘違いと自分に言い聞かせ、違う話題を探すのだった。
初恋のシホちゃん
するとゆかに転がっていた上坂の高校時代の卒アルを発見する。
凛子が「見たい」と言うので上坂は「別にいいけど・・」と承諾する。
開きながら凛子はバーで久地が上坂が同じ歳のシホちゃんという子に恋心を抱いていたと言ってたことを思い出す。
「あのさ、バーの店員さんが言ってた初恋の人ってこの中にいるの?」と凛子が尋ねると上坂は「よく覚えてたね、そんなこと。いるよ」と答えた。
そして上坂が「この子」と指さした先には志保という女の子がいた。
純情そうな志保という女の子の写真を見つめる凛子。
上坂の気持ち
さらに凛子は「・・今も好きなんだっけ?彼女のこと」と聞いたのだった。
上坂は「なんでそんなこと知りたいの?」と聞き返してくる。
ドキっとしてしまった凛子は「ただの興味本位よ」と目をそらす。
そして上坂が「ふーん、彼女のことは」と答えようしたその時、タイミング悪く凛子の携帯にLINEが入ってきた。
じゃあ行くなよ!
緋山からだった。
『なんで今っ』と思ってしまう凛子。
上坂が「返信したら?」と言うので凛子はLINEを開く。
内容は緋山からの食事の誘いであったが、今凛子の頭にあるのは上坂が言おうとした「彼女のことは」の続きであった。
「行くの?」と上坂が聞いてくるので凛子は「・・うん、まだ返信はしてないけど・・」と答える。
すると上坂は凛子を後ろから抱きしめ「じゃあ行くなよ!」と言ってきたのだ。
照れる凛子は『もしかして上坂くんも私と同じように恋に似た感情を・・・』と思ってしまう。
だが上坂は「なんてな・・冗談だよ。俺たちそんなこと言い合う関係じゃないし。」と手を離したのだった。
勘違いと気がついた凛子
寂しい気持ちになる凛子。
そして自分と上坂はやはり体だけの協定関係に過ぎないんだと再認識した。
凛子は一瞬でも勘違いしてしまった自分が恥ずかしくなる。
そして凛子も「上坂くんも初恋の彼女に連絡とってみたら?」と背中を押してみる。
上坂が「そうだな。そうしようかな。」と答えると凛子は『やっぱ今もまだ彼女のことが好きなんだ。』と少しガッカリしてしまった。
気持ちを切り替える凛子
今までの自分の気持ちが錯覚と分かった凛子は気持ちを切り替える。
そしていつものクールな自分を演じ「上坂くん、次の火曜はうちで」と言ったのだった。