目次
登場キャラ
芦屋透
17歳の高校生。
師父の奇跡の力を見て、唖然とする。
八代京子
日照雨の会の幹部的ポジション。
透を拉致する為に、同じ高校に通っていた。
小鳥遊秋人
透と同じように拉致され教会信者として地下に幽閉された30代くらいの男。
透に協力する唯一の人物。
師父
日照雨の会の教祖。
人を蘇らせる奇跡の力を持つを崇められている。
野田健司
半年前彼女と一緒に教会に入会志願した男性。今回も自ら儀式を志願し奇跡の力を体験する。
4話 ネタバレ
師父が持つ奇跡の力
男の首を真っ二つに斬った師父。
『ほんとに切りやがった!!』と透は思わず自分の目を疑う。
秋人は今にも声を漏らしそうな透の口を塞ぎ「黙って見てなさい」と忠告する。
次に師父は斬った頭を胴体にくっつけ、自らの手を(斬った頭の)口の中に突っ込んだ。
するとなんと斬られた首の部分がドンドン繋がつていくのだ。
『嘘だろ?どうなって・・』と驚く透。
そして男は起き上がり、完全蘇生を果たしたのだった。
興奮する信者たち
周りの信者達も興奮し立ち上がる。
信者達「奇跡だ!!!師父さまァ!!!」
横にいた秋人も「何度見ても面白い!」と少し興奮ぎみだ。
秋人いわく、トリックか魔法科は分からないが今のはここでは当たり前のように行われている儀式のようなのだ。
そんな笑顔が耐えない信者達を見て透は『そうか、こいつらがこんな場所で耐えているのは蘇らせたい人間がいたからなのか・・・』と気がついたのだった。
京子による慈悲
就寝時間になっても昼間の儀式の光景が目に浮かび透はなかなか寝つけないでいた。
気分転換に水を飲み行こうとすると、通路でたまたま京子を目撃する。
気付かれないように背後をつける透。
京子はある部屋に入り、開いている扉の隙間から透は覗き見する。
そこには数人の神官達が「京子様っ!私にもお慈悲を!!」と興奮気味に待ち構えていたのだ。
京子も「はいはい順番ねー」と言い、自ら巫女装束を脱ぎ出す。
色んな神官と入り乱れる京子。
追い出される神官たち
すると覗き見していた透を京子は発見し「透君だ。透君も仲間に入りたいの?」と誘ってきたのだ。
そして神官達に「ごめんね。2人で話したいからあっち行ってくれる?」と突き放した。
「えぇ?でもまだ始まったばかりで・・」となかなか立ちのこうとしない神官に京子は「聞こえなかった?出てけって言ったの!」と命令したのだった。
師父のご子息
神官達が立ち退き、2人きりになる京子と透。
透が「何してんだよ」と問うと京子は「神官もずっと地下生活じゃ可哀想でしょ?定期的に慰めてあげるのが私の務めなの。」と答える。
そして京子は「昼間の儀式見たのなら、私の言いたいこと分かるよね?ここならお母さんを生き返らせることが出来る。私を受け入れてくれるならなんだって口利きしてあげるよ。だからね・・・今度は最後までさせて。」と透に迫ってきたのだ。
透はなぜそこまで自分に執着するのかを尋ねる。
京子は「だって透君は尊い師父のご子息だから」と笑顔で答えたのだった。