目次
登場キャラ
芦屋透
17歳の高校生。
罪を受ける澪を庇おうとする。
八代京子
日照雨の会の幹部的ポジション。
夜伽を拒んだ罪として澪を罰しようとしている。
雪野澪
16歳の女性信者。
両親が人質になったのは自分のせいだと責め続けていたが、透と出会ったことで考えが変わった。
13話ネタバレ
澪の出した答え
京子「雪野さん。夜伽を断った罪人は本当にあなたでいいの?」
問い詰められた澪は震えながらも「本当に私が・・」と必死に声を出そうとする。
だが京子はさらに「あなたが口にする言葉でご両親が巻き添えになるんですよ。」と追い詰めてくる。
動揺し言葉が詰まる澪。
透も「雪野は本当のことを言えばいい!あんたは何も悪くないだろ!?」と声を荒らげる。
そして澪は「昨日の夜伽の時・・透様が・・透様が私の目を覚ましてくれたんです。」と答えを出したのだった。
透がかけてくれた言葉
何を言ってるか分からない京子や信者達は目が点になる。
今まで両親が殺されそうなのは自分のせいと思い込んでいた澪にとって昨日透が言った「この教団のせいだ。常識を見失うな!!」という言葉はまさに救いであった。
そしてそんな自分を救ってくれた恩人を犠牲にしたくない澪は「夜伽を断ったのは私です。どうか私の首を跳ねて下さい。」と言ったのだった。
悔しそうな表情を浮かべる京子。
刀の奪い合い
師父は刀を構える。
すると透は師父の腕を持ち、刀を奪おうとした。
師父「何の真似だ?透!」
透「それはこっちの台詞だ。あんたのせいでどれだけの人間が不幸になってると思ってんだよ!?」
刀を奪い合う師父と透。
そしてなんとか透は師父から刀を奪い取ったのだが・・・なんとその切先は澪の胸部を貫いていたのだ。
澪の背後には京子の姿が・・
(澪が刺されるように京子が盾にしていた)
一人でなんとかしようとする透
透「雪野!!大丈夫か??ごめん・・そんなつもりじゃなくて・・」
動揺した透は貫通している刀を抜こうとする。
だがそれが原因で澪の胸部から余計に血が飛び散っていった。
「誰か!!手を貸してくれ!!」と周りに声をかけるも誰も助けてくれそうにもない。
自分一人でなんとかするしかない透はなんとか澪の血を止めようとする。
だが衣で縛ったり手で抑えても血は一向に止まる気配をみせない。
『医者も道具もないのに次に何をすればいい!??』と行き詰まってしまった透。
そんな透に京子は「ねぇ?いつまで抑えてるつもり?もう死んでるよ。」と言ったのだった。
透の手の中には目を開いたまま息絶えてしまった澪の姿が・・
泣き叫ぶ透
京子「あーあ、透君が余計なことしなければ苦しまずにすんだはずなのにね?」
泣き叫ぶ透。
『違う。俺は助けたかっただけだ。それなのに・・・』
すると京子は「泣かなくても大丈夫だよ。ここは地上最後の楽園・・私達には師父様の奇跡がある。一緒に雪野さんを生き返らせよう、透君。」と手を握ってきたのだった。