目次
登場キャラ
瀧沢里英
本作の主人公。
社内の2個上の寧史と交際していたが突然別れを告げられる。
黒木とお見合いで結婚することに・・
黒木裕一
里英の婚約者。
お見合いの末、里英と結婚することになった。
里英の元カレである寧史からはライバル視されている。
桐谷寧史
里英の元カレ。
出世欲が強く、黒木をライバルと捉えている。
西野専務
寧史の婚約者の親。
なぜか社内の評判は悪い。
2巻③ ネタバレ
順調な2人の関係
黒木からの突然の電話は里英に大きな勇気を与えていた。
里英『ちゃんと信じよう・・黒木さんはもう敵じゃないんだから・・』
その日以降、ふたりの関係は順調に進んでいく。
買ってきた婚約指輪を黒木は里英の薬指にはめてあげる。
里英「きれい・・・」
黒木も里英の手を握りながら「うん、きれいだ。予算下げなくて良かった。」と目を輝かせる。
そして黒木は里英の手を握ったままランチに出かけたのだった。
堂々と会える関係
外でもずっと手を握ってくる黒木に里英もついドキドキしてしまう。
ランチ中に里英が「黒木さんが仕事してるところ見てみたい。英語話してるところとか・・」と呟くと黒木は「仕事中はパソコン用の眼鏡かけてるからオッサンぽいけどそれでも良ければ会いに来て」と答えてくれた。
寧史と付き合っている時は周りから隠れての交際だったので、堂々と「会いに来て」と黒木が言ってくれたことが里英は嬉しかった。
里英『 そう言ってくれるだけで嬉しい。言葉で体が満たされていく感じ』
スペアキー
新居に引っ越す黒木にプレゼントとして猫のキーホルダーを渡す里英。
すると黒木はそのキーホルダーを持っていた鍵に付けて返してきたのだ。
黒木「はい、僕の家のスペアキー。持っててもらいたいなと思って」
思わず笑顔がこぼれる里英。
里英「嬉しい。ありがとうございます。」
黒木の考え方
黒木は「ところでこのデザイン・・猫好きなの?」と尋ねる。
どうやら里英は昔捨て猫を買っていたらしいのだが、しばらくして元気がなくなったその猫は居なくなってしまったらしいのだ。
すると黒木は「どこかで幸せに暮らしてるよ。1度里英ちゃんに拾ってもらって幸せになれたんだ。きっと運の強い子だよ。」と言ってくれたのだ。
その言葉に里英の心は励まされる。
里英『一度寧史 にもこの話をしたことがある。彼は「のらがのらに戻っただけだから大丈夫だ」って笑った。黒木さんの考え方凄く好き・・・』
会いにきた里英
翌日の職場。
里英は黒木がいる部署まで足を運んでしまっていた。
里英『来ちゃった・・ 』
*一応、西野専務に資料を渡すという用事を無理矢理つくっている
すると奥のテーブルに座っている黒木と目が合った。
すぐに黒木は里英のもとに駆け寄ってきてくれた。
黒木は里英が持っている専務宛の資料を見て「一緒に入ろっか。ボクも専務に用事があるし」と言ってくれた。
2人は一緒に専務室に入っていくことに・・・
専務室
里英が先に資料を渡し終えると、西野は里英のネームカードを見て「瀧沢?」と反応する。
寧史と交際をしていたことがバレたのでは?と焦ってしまう里英・・・
*西野は娘の婚約者である寧史に興信所をつけていた
するとそれを遮るように黒木が「専務、先日少しお話しましたが、こちらの瀧沢里英さんと挙式することになりました。」と報告しれくれたのだ。
一瞬固まった西野だったがすぐに「もちろん出席させてもらうよ」と理解を示す。
黒木と歩いていく未来
部屋を出た里英は緊張の反動からか大きく息を吸い一安心する。
里英『思ってたよりも嫌な感じはなかったな・・西野専務。』
自分の部署に戻るために、エレベーターを待つ里英。
するとエレベーターから寧史が降りてきたのだ。
一瞬驚く2人。
だが里英は何事も無かったかのようにそのままエレベーターに乗っていったのであった。
里英『これからは寧史がいない未来を黒木さんと2人で歩いて行くんだ。 』