目次
登場キャラ
高野陽菜
29歳のフリーター。
地方公務員になるため、現在6浪目。
授業料を稼ぐため、清掃員のアルバイトを始める。
太田拓也
ゲーム会社の開発理事。
見た目はただのヲタク眼鏡。
その上、すぐゴミを散らかしてしまう。
あらすじ
清掃員のバイトを始める陽菜
清掃員のアルバイトをはじめた陽菜。
29歳の陽菜はFランの大学を卒業後、地方公務員を目指し勉学に励むが5年間落ち続けていた。
その為、職歴もなれけば彼氏もおらずフラフラとバイトを探していたらたまたま清掃員のアルバイトをすることになったのだ。
汚すぎるゲーム会社のトイレ
50歳以上のオバチャンばかりの環境で委縮する陽菜。
そんな陽菜が担当する14階はゲーム会社が新しくテナントを構えたフロアであった。
まず男子便所に取り掛かる陽菜だったがその想像を絶する汚さに思わず息を飲んでしまう。
陽菜『く・・くっさ。何この地獄絵図は!!』
床にはボロボロのトイレットペーパー、便器には流されていないう○こ、所々に落ちているチ○毛・・・
だが陽菜は怒りまかせに片っ端から掃除していくのであった。
1人の眼鏡ヲタク
次にゲーム会社のオフィスを掃除する陽菜。
するとそこにはゴミが散乱した空間の中でイビキをかきながら寝ているヲタク眼鏡がいたのであった。
ヲタクに免疫がない陽菜はアニメキャラの抱き枕を抱えながら寝ているその眼鏡男にドン引きしてしまう。
怒りの掃除によりオフィスの掃除も終わらせた陽菜。
一息ついてフロアから降りようとしたその時・・・エレベーターの前でさっきの眼鏡男が迫ってきたのだ。
眼鏡男は満身創痍で「あの・・・聞きたいことが・・・」と尋ねてくる。
だが陽菜は『なんでここに私を追いかけてきたの!?』と恐怖してしまい、そのまま逃げ帰ってしまったのだった。
謝罪に行く陽菜
翌日、陽菜は昨日自分が重大なミスをやらかしたことをオバチャン達から知らされる。
オバチャン「昨日大変だったのよ。高野さんが捨てた段ボールになんか大事なものが入っていたとか。」
さっそく陽菜はそのお客さんのところへ謝りに行くことに・・・
だがそこにいたのは昨日の眼鏡男だったのだ。
100万円のフィギア
眼鏡男の名は太田拓也。
『またこいつ・・・』と思ってしまう陽菜。
ガッカリする太田を見て陽菜は昨日追いかけきた理由を察する。
陽菜が「どんなものだったのか教えて貰えたら代わりに買ってきましょうか?」と尋ねるも太田は「大丈夫です。掃除のおばさんが買えるような金額じゃないので・・」とキッパリ断る。
念の為、捨ててしまった物を聞いてみると太田は「限定版フィギア・・競売でやっと100万円以上で落札したものですが・・」と答えたのだった。
100万円と聞いて凍ってしまう陽菜。
陽菜『こ、これが本当なら・・100万円をまるごとゴミ箱に捨てちゃったってこと!?それも他人のお金を・・・』
罪悪感で陽菜は放心状態になってしまう。
償いとしての家の掃除
だがせめてもの償いとして陽菜は「代わりにこれからはオフィスの掃除を2倍3倍頑張ります。トイレ便器エアコンお家の掃除まで何でも!!」と提案したのだ。
すると太田は「今・・家の掃除って言いました?」と反応する。
すぐに太田は陽菜をそのビルの最上階にある自分の家に連れていく。
「引越して来たばかりで少し散らかってますが・・」とドアを開ける太田。
ビルの最上階に構える部屋ということもあり、思わず高級な部屋を期待してしまう陽菜。
だがドアを開けるとそこは尋常じゃない量のゴミが散らかっているゴミ屋敷だったのだ。
陽菜『これが家だって!!??ただの豚小屋じゃない!!』
そう心の中で叫んだ陽菜は太田の目を盗んで逃げ出してしまったのだった。
感想
初めは特徴のない恋愛漫画?と思っていましたが、2人が付き合い始めてから所々見所が出てくる本作品。
また彼氏の太田が見た目を少し小綺麗にすると結構なイケメンというのもギャップとして良かったと思います。
なんとなくダラダラと読んでいたらいつの間にかツボに入っているのかもしれません。
また陽菜と太田の価値観の違いも結構面白いです。
そんな2人の成長ストーリーみたいな角度で読んでみるのも面白いかもしれないです。
ヲタクの彼女の通信簿
絵柄 ⭐⭐☆☆☆
演出 ⭐⭐☆☆☆
ストーリー ⭐⭐⭐☆☆
キャラクター ⭐⭐⭐☆☆
世界観 ⭐⭐⭐☆☆
セリフ ⭐⭐☆☆☆