目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になりたいという思いと未来を変える為に皇帝陛下に皇太子との婚約取り消しに申し出ることを決意する。
エル・ド・クロレンス
エリーゼの父。
エリーゼの心変わりに初めは驚かされるも、徐々に娘が心を入れ替えたと信じるようになる。
ミンチェスト・ド・ロマノフ
ブリチア帝国の皇帝陛下。
エリーゼのことを慕う心穏やかな老人。
心変わりしたエリーゼを絶賛している。
リンデン
ブリチア帝国の皇太子殿下。
エリーゼの婚約者。
8話 ネタバレ
全滅の回避
エリーゼ「別の角度から考えてみてはいかがでしょう?」
エリーゼはまずクリミア半島に入る唯一のルートであるウクラ山脈がターニングポイントになると説明する。
エリーゼ「ウクラ山脈を他国に渡したらクリミア半島に入った我が帝国軍は補給路を絶たれたまま孤立する可能性がございます。」
もうそうなることがあれば残された結果はただ一つ・・・遠征軍の全滅であった。
陛下はエリーゼの鋭すぎる提言に驚きを隠せないでいた。
そして提案を受け入れた陛下はメイドに「宰相に行って明日すぐ軍務大臣とこの内容を相談するよう伝えてくれ」と指示をしたのだ。
感心する陛下
『それにしても姫君がなぜこんな考えを・・・今まで私はこの子のことを間違って認識していたのか?』と感心する陛下。
そして陛下は「いつの間に娘をこんな立派に育て上げたんだ」とエルを褒めちぎったのだった。
デレデレになるエル。
伝染病による全滅
さらに陛下はエリーゼが提言したもう1つの注意点について尋ねる。
エリーゼ「それは・・風土病にございます。」
エリーゼはクリミア半島特有の高温多湿気候が伝染病を引き起こす可能性が大いにあると指摘したのだ。
エリーゼが伝染病により遠征軍が全滅してしまうことも知っていたのだ。
「それも最もな意見だ」と頷いた陛下はどう備えるべきかを尋ねる。
そこでエリーゼは衛生面を第一優先すべきと提案したのだ。
エリーゼ「衛生面に気をつければ伝染病の流行を止めることが出来るでしょう」
またも賞賛する陛下
またも鋭すぎる提言をしたエリーゼ。
『ちょっとやりすぎたかな・・?』とビクビクするエリーゼであったが、陛下の反応は真逆であった。
陛下「今日姫君から聞いたことは検討後、積極的に反映させていく。姫君の助言が遠征の助けになったら姫君に金鵄勲章を授けよう」
*帝国貴族として最高の名誉とされる勲章
偉大な勲章を貰うことに謙遜するエリーゼ。
陛下の症状
するとエリーゼは陛下にプレゼントのアロマキャンドルを用意してたことを思い出す。
受け取った陛下は「最近疲れやすく気分も優れなかったんだがこれは少し嗅ぐだけでもリラックス出来るな」とご満悦の様子。
それを聞いたエリーゼは『疲れやすく気分も優れない?』と陛下の症状に引っかかる。
さらにエリーゼが掘りつめて「異常に喉が渇いたりすることは?」「尿意のせいでお目覚めになることはありませんか?」と聞いていくと、それらは全て陛下の症状に当てはまっていたのだ。
陛下も「なぜそんなに詳しくわかるのだ?」と唖然としてしまう。
エリーゼは陛下の病名を特定していた。
陛下は糖尿病であったのだ。
*陛下はこの病気により転生前の世界で命を落としている
エリーゼは陛下の症状が血液濃度の病気であることを伝え注意を促す。
そして陛下も「それは一度ペン子爵と話して見ないとな」と名医に診断してもらうことにしたのであった。
『ペン子爵は優れた医者だからこの程度の手がかりがあれば病名を特定出来るはず』と一安心するエリーゼ。
残る気がかり
残る気掛かりはあと一つだけであった。
エリーゼ『あとは皇太子陛下との婚姻だけ』
そしてエリーゼは「実は本日・・私から陛下に折り入って話があります」と話し出したのであった。