目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になりたいという思いと未来を変える為に皇帝陛下に皇太子との婚約取り消しに申し出ることを決意する。
エル・ド・クロレンス
エリーゼの父。
「婚約を考え直したい」という娘の爆弾発言に驚きを隠せないでいる。
クリス
エリーゼの兄(次男)
レンとは対照的に穏やかな性格。
グレアム・ファロン
テレサ病院の最年少教授である天才医師。
エリーゼの指導係。
12話 ネタバレ
心配する父
毎日夜遅くまで図書館で勉強するエリーゼに驚いたクリスはエルに報告する。
エルはエリーゼに「無理してるんじゃないか?」と心配するも、エリーゼは「いえ、大丈夫です。お父様」と笑顔で答える。
エルとしてはもともと身体があまり強くないエリーゼが医者になるという険しい道を歩むことが心配でならないのだ。
さらにエリーゼが通うテレサ病院は環境が劣悪の貧乏病院であり苦労するのは目に見えていた。
そしてエルは「エリーゼが本当に殿下との結婚を望まないなら今回のこととは関係なく私から陛下に話してあげよう」と言ってくれたのだ。
そんな父の気遣いが心にささるエリーゼ。
だがエリーゼは本心で医者にないたい想いを伝えた。
エリーゼ「私は本当にこの仕事がしたいんです。絶対にやってみせます」
エリーゼの決意を感じとったクロレンスは父親として娘の夢を応援することにしたのだった。
指導員のグレアム
それから2日が過ぎた帝国歴283年5月28日、後に世界医学史に残る記念すべき1日が訪れた。
エリーゼが病院にはじめて足を踏み入れたのだ。
テレサ病院ではエリーゼの指導員であるグレアムがイライラしながらエリーゼの到着を待っていた。
グレアム『ケイト子爵が推薦する姫君だ?病院が舞踏会とでも思ってるのか?』
イライラするグレアム
すると時間通りにエリーゼが現れた。
まず貴族丸出しのエリーゼの身だしなみにグレアムはイライラしてしまう。
グレアム『こういう類のものは苦労など1度もしてきてないことなどわかりきってる』
さらに今まで何の経歴もなく独学だけでここに来たこともグレアムには医療を舐めている行為にしか映らなかった。
心に刻む
そんなエリーゼにグレアムはある質問をした。
グレアム「もしも治療中の患者が命を落としてしまったらそなたはどうする?」
それに対しエリーゼは「・・・心に刻んでおきます」と胸に手を当てて答えた。
その答え聞いて驚いてしまうグレアム。
なぜならそれはグレアムが医者として掲げている哲学そのものであったからだ。
グレアム『患者を心に刻むというのは患者を亡くした時、同じことを繰り返さないという意味を持つ言葉・・・』
だがすぐにグレアムはエリーゼがその言葉の意味を理解した上で答えたはずがないと思い直したのだった。
エリーゼの初仕事
『とりあえず(エリーゼに)何か仕事を与えないと』と考えるグレアム。
すると新人の心を折るにはちょうど良いある仕事を思い出した。
グレアム「ついてこい。仕事を説明する。」