目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になりたいという思いと未来を変える為に皇帝陛下に皇太子との婚約取り消しに申し出ることを決意する。
グレアム・ファロン
テレサ病院の最年少教授である天才医師。
エリーゼの指導係。
エリーゼにきつい仕事をやらせて早く辞めさせようとしている。
13話 ネタバレ
浮浪者が横たわる部屋
エリーゼをとある部屋に連れていくグレアム。
部屋に入ると、そこには多くの浮浪者がベッドで横たわっていた。
グレアム「重い疾患にかかった助かる見込みのない者たちがここで治療を受けている。」
そういった患者に治療を続けているのは前公爵夫人であるテレサからの遺言なのだという。
そしてグレアムはエリーゼにその部屋の患者達の面倒を見ることを指示したのだ。
高度なエリーゼの質問
するとエリーゼから的を得た質問が返ってきた。
エリーゼ「正確にはどのように治療していけばよろしいのでしょうか?基礎疾患をすべて治療しますか?それとも保存療法を行いますか?」
*保存療法とは患者が楽にいれるように施す治療
的確な質問にグレアムは『これは単なる偶然か?』と少し驚いてしまう。
とりあえず「保存療法で十分だ」とグレアムが答えると、エリーゼはさらに「壊死の兆しがあれば私が管理をしてもよろしいですか?」と聞いてきたのだ。
つまりエリーゼは死に至る組織を除去する為に自分でメスを入れても良いか許可を取ろうとしたのだ。
グレアムもさすがにそういう意図でエリーゼが質問してきたとは思わず、「出来る範囲でやってくれていいが」となんとなく答えたのだった。
部屋を出る最後にグレアムは「ローゼと言ったな?もし途中で辛くなったらすぐに言うように。無理にやらせようとは思ってないからな」と忠告してきたのだった。
*ここではエリーゼはローゼと名乗っている
エリーゼ「最善を尽くしてみせます」
やるしかない
部屋に残されたエリーゼ。
エリーゼは面倒な仕事を押し付けて、自分に音を上げさせようしているグレアムの魂胆を見抜いていた。
だがこの程度の状況など前世で既に経験済みであった。
むしろエリーゼは一刻も早く資格を取得して正式な医者になることに目を向けていた。
エリーゼ『陛下との賭けに勝つには早い段階で医者の資格を取ることが必須・・・』
そして「もうやるしかないんだ!!」とエリーゼは決意を固めたのだった。
衛生面の改善
まずエリーゼが着手したのは衛生面の改善であった。
衛生管理をすることは薬や手術よりも死亡率を手っ取り早く下げることに繋がるらいしのだ。
まずお手伝い2人に掃除と入浴補助をお願いすると、次にエリーゼは自分の手で病室を掃除し始めたのだ。
手で汚れた壁を何度も擦り続けるエリーゼ。
そんなエリーゼの姿に負い目を感じたお手伝い達は「それは我々がやりますので」と声を掛けてきたのだ。
エリーゼ「ありがとうございます。みんなで一緒にやりましょう。」
3人力を合わせ一生懸命掃除をした結果・・・病室はなんと瞬く間に綺麗になったのであった。
汚すぎる部屋の掃除を諦めていたお手伝い達も思わず感動してしまう。
さらに患者達からも感謝の声が・・・
いきなりの手術
そしてついにエリーゼは患者の治療に取り掛かるのであった。
まず1人目は事故による骨折患者であった。
症状を一通り聞いたエリーゼはその患者の死んだ組織を除去する為、いきなり手術することを試みる。
エリーゼはお手伝いに「患者さんを処置室にお連れして下さい。あっ、それから麻酔薬と消毒済みのメスも」と指示を出す。
当然お手伝いは手術しようとするエリーゼに驚いてしまう。
お手伝い「お・・・お嬢さんがさられるんですか??」
エリーゼ「はい。私がやります。」
手に取ったメス
患者を処置室に運び終えると、エリーゼはまず患者に麻酔と消毒を施す。
そしてついにメスを握ったのであった。
高鳴る鼓動・・・
エリーゼ「メス」