目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になる為、テレサ病院で研修を受けている。
病院ではローザと名乗っている。
グレアム・ファロン
テレサ病院の最年少教授である天才医師。
エリーゼの指導係。
エリーゼにきつい仕事をやらせて早く辞めさせようとしている。
お手伝いさん(2人)
テレサ病院で長年勤務する2人のお手伝い。
エリーゼの医者としての姿勢に惚れ惚れする。
14話 ネタバレ
高まる鼓動
患者へ麻酔が効いているのを確認し、いよいよ切開を行うエリーゼ。
転生してからはじめて握るメスにエリーゼの鼓動が高まる。
そして『皇太子妃になんか絶対にならない。私は医者としての人生を歩む運命なんだから』と意気込むと、ついに切開に取りかかったのだ。
エリーゼの手捌き
近くでサポートしていたお手伝い2人もエリーゼの手捌きに驚いてしまう。
お手伝い『正式な医者ですらあんな風にメスを扱うのは難しいのに・・・』
そして手術は無事終了したのだった。
患者からも「随分楽になった」と笑顔がこぼれる。
するとエリーゼはお手伝い2人に「次の患者さんの処置も手伝って頂けませんか?」とお願いしたのだ。
叱責を受けるグレアム
一週間後、グレアムのところにテレサ病院の院長であるゴート子爵が足を運んできた。
ゴートは「ケイト子爵推薦の姫君だが上手くやっておるか?」と尋ねてくる。
エリーゼのことなど丸っきし忘れていたグレアムは「そ・・それが今・・自主学習中でして・・」と気まずそうに答えた。
顔色を変えるゴート。
そしてグレアムはゴートから「そなたは何を考えておる!!ケイト子爵の推薦だぞ!?しっかり面倒をみろ!!」と叱責を受けてしまったのだ。
賑やかな病室
すぐにエリーゼがいる病室へ足を運ぶグレアム。
するとまず病室が見違えるほどに綺麗になっていることに驚く。
さらに病室の雰囲気も一週間前とは違い、賑やかになっていた。
グレアム『一週間前とは明らかに雰囲気が違う・・患者の目に生気が戻ってるぞ』
そして病院の奥にはスヤスヤと眠るエリーゼの姿が・・・
「君っ・・」とグレアムが起こそうとすると患者達から「俺らの治療のために一睡もしてないんだ。用があるならまた今度にしな」、「お嬢ちゃんも少しは休まねーと」と止められてしまったのだ。
患者達の言葉に耳を疑うグレアム。
さらにお手伝い2人に話を聞いてみても「ローゼお嬢様は本当に立派なお方ですわ~」とメロメロの様子だった。
お手伝いから全ての治療をエリーゼ1人がやったと聞かされ、グレアムはむしろ疑ってしまう。
グレアム『なんの経験もないくせに組織切開手術をしただと?間違いなく適切な処置はできていないはず・・・』
完璧な手術
そして眠りから覚めたエリーゼにグレアムは問い詰めるのであった。
グレアム「おい、一体患者に何をした?」
エリーゼは無許可で手術をしたことを謝罪するも、「あまりにも酷い症状でしたので」と一応の理由を説明する。
疑い深いグレアムは患者の手術痕を確認する。
するとその傷口は綺麗に施されており、むしろ肉体がすでに回復傾向であったのだ。
疑い深いグレアム
グレアムはすぐに別の誰かが施術したと考える。
だがお手伝いに聞いても「いえ、あの手術はローゼお嬢様が1人でやったものです」と答えるばかりであった。
エリーゼが行った施術工程を聞いてみても、それは全て正しい手順だった。
なら次に思い浮かんだのは他の誰かが協力したかであった。
グレアム「君1人でやれるはずがない。間違いなく誰かの助けがあったはずだ。どの先生が手伝ってくれた?」
すぐにお手伝いが「この一週間、ローゼ様以外の方は誰もここに来ておりません。」と説明する。
しかしどうしても納得出来ないグレアムは「この治療を君1人でやったと?それを俺が信じると思うか?」と声を荒らげたのだ。
エリーゼはこの状況をどう説明すべきか困惑してしまう。