目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になる為、テレサ病院で研修を受けている。
病院ではローザと名乗っている。
グレアム・ファロン
テレサ病院の最年少教授である天才医師。
エリーゼの指導係。
エリーゼにきつい仕事をやらせて早く辞めさせようとしている。
ミンチェスト・ド・ロマノフ
ブリチア帝国の皇帝陛下。
エリーゼのことを慕う心穏やかな老人。
心変わりしたエリーゼを絶賛しており、医者の夢を諦めさせようとしている。
リンデン
ブリチア帝国の皇太子殿下。
エリーゼの婚約者。
なぜかエリーゼに冷たい態度をとる。
ベン卿
帝国に仕える帝国一の名医。
15話 ネタバレ
エリーゼの推測
陛下の容態を診断しにきたベン卿。
*ベン卿は帝国一と言われてる名医
だがベン卿は相変わらず容態の悪い陛下の病気を突き止められずにいた。
陛下も「医者だからといってすべての病気を治療できるわけではなかろう」と若干諦めの様子・・・
すると部屋にいたリンデンが以前エリーゼがした推測をベン卿に伝えた。
リンデン「以前ある者が父上の症状を聞き、血液中の糖という物質の濃度が上がると同じ症状が現れると言っていたが、そなた・・何か知っておらぬか?」
それを聞いたベン卿は心当たりがあったようで驚きの表情を浮かべる。
なぜなら糖尿病は当時まだ医学界で発表されたばかりの病気でこの病気を知るのは帝国内でも20名といないからだ。
そしてベン卿は「今すぐ殿下が仰った疾患について調べて参ります」と言ったのだ。
一体誰が
さらにベン卿は「一体どの医者にお聞きになりましたか?間違いなくそのお方は名医のはず!!」とリンデンに尋ねる。
リンデンがエリーゼの名前を言おうとしたその時・・・陛下が「誰から聞いたかは重要じゃないだろう。早く私の病気を治してくれたまえ」と割って入ったのだ。
考えるベン卿
部屋を後にしたベン卿。
帰り道もベン卿はずっと誰が陛下の病気を推測したかを考えてしまう。
名医がいる病院を片っ端から思い浮かべるベン卿。
皇室十字病院、ローズデール病院・・・
色々考えるが該当しそうな名医は思い浮かばない。
そして残る可能性として考えられる病院でテレサ病院を思い出したのだ。
ベン卿「確かテレサ病院には実力のある医者が何名かいたはず。今度それとなく確認しておかなければ・・」
夢を諦めてほしい陛下
部屋に残ったリンデンは陛下になぜ(ベン卿に)エリーゼの名前を教えなかったのか尋ねる。
「そのうち皇太子妃となる娘だ。医学界と交わらせる必要もないだろう」と答える陛下。
逆に陛下もリンデンに「そなたはどう考えておる?」とエリーゼとの結婚について尋ねる。
だがリンデンは「私はただ父上の命に従うまでです。」と自分の気持ちを隠そうとした。
相変わらず堅物な息子に呆れてしまう陛下。
エリーゼに救われた帝国
話は変わり、クリミア遠征について尋ねる陛下。
するとリンデンからモンセル王国に不審な動きがあると報告を受けたのだ。
それは先日エリーゼが注意を促した通りであった。
陛下は驚くと同時に、もしエリーゼの助言がなければどうなっていたかと想像しゾッとしてしまう。
陛下「我が帝国はエリーゼに救われたんだな・・・」
そして陛下の中で改めてエリーゼを皇太子妃として出迎えたいという気持ちが強くなったのであった。
師弟関係
グレアムから「どうやって1人で治療したのか聞いているんだ」と問い詰められるエリーゼ。
とりあえずエリーゼは「本で勉強した知識を元に行いました」と誤魔化すが、グレアムはなかなか納得してくれない。
いくら本で完璧な知識を習得したとしても、現場でここまでの完璧な施術が出来ないことはグレアム自身が一番わかっていたからだ。
そしてお偉いさんからエリーゼの面倒を見るよう叱責をうけたことを思い出したグレアムは「明日からは私について回れ」と指示したのだ。
グレアム「私が直接教育してやる。これからは師弟関係だ。」
グレアムとしても一緒に付いて回らせる方が、エリーゼの言葉の真偽を確かめるのに良かったのだ。
エリーゼ「はい!ありがとうございます!先生!」