目次
登場キャラ
神山勇
本作の主人公。
双子の兄の秀を殺したナンバーズをたった1人で崩壊させた伝説の不良。
毒鼓という異名を持つ。
母親を安心させる為、洸徳高校に通っている。
早乙女尚
早乙女零の兄。
職業は弁護士。
新しく設立される洸徳高校の理事長も務める。
勇の父親をひき逃げで殺した過去がある。
高瀬千里
洸徳高校の勇のクラスメイト。
イジメられている人間を見過ごせない性格。
白戸智基
南宗高校のトップ。
高校を退学になった後も西北高連を牛耳ろうとしている。
洸徳高校では勇と同じクラス。
12話 ネタバレ
悔しさを抱える勇
母親を馬鹿にされ拳に力が入る勇。
だが授業が始まったため、その場は丸くおさまった。
席に戻る勇に白戸は「テメェ授業終わってから顔貸せや!」と言ってくる。
勇は『お袋の言いつけは守りたいが・・・お袋のことまで言われて我慢出来ねぇよ・・』と悔しさを噛み締めたのであった。
相談する千里
その頃、千里はまだ売店前のソファーに座っていた。
そこに姿を現す早乙女。
早乙女「君は授業に行かないのかな?」
千里は立ち上がり教室に戻ろうとする。
そして去り際に千里は「理事・・ですよね?この学校にきてまで不良ごっこしてる奴がいるんですが・・」と相談したのだ。
一触即発
授業が終わり教師が教室から立ち去ると白戸はすかさず勇ところに足を向かう。
そして白戸は「てめぇさっき拳で何しようとした?」と殴りかかってきたのだ。
拳をかわした勇は反撃に出ようとする。
2人の拳が交わろうとしたその時・・・早乙女が「そこ!何してる!」と教室に入ってきたのだ。
早乙女「2人共、順番にこの部屋に来なさい。そっちの君から。」
ついに言葉を交える2人
早乙女はまず勇を理事室に呼び出した。
いきなり早乙女は「君がこの学校に来た理由はきっとあるはずだ。恥ずかしくない学校生活を送ってほしい。」と注意してくる。
「人を殺して逃げた人にそんなこと言われたくありません」と正論を突き返す勇。
すると早乙女は本心を剥き出しにしてきた。
早乙女「ひとつ教えてやろう。どんなに誠実に頑張っても底辺は底辺のままだ。一生懸命生きてる人を掌で遊ばせることができるもの。それが本当の力がある人だ。」
親を殺しておいて上から目線の早乙女の態度に勇はイラだってしまう。
勇の弱み
さらに早乙女は父親を馬鹿にするだけでは済まず、病気の母親の話まで持ち出してきた。
早乙女「お母さんの具合が悪いみたいだね。まさかお母さんに最後まで喧嘩ばかりの息子として記憶されたいわけじゃないだろ?」
だがその早乙女の言葉はある意味的を得ていた。
イラだつ勇はまさに堪えることしか出来なかったのだ。
そして勇は無言で部屋から立ち去ったのであった。
教室への帰り道、勇は『お袋の望み通り生きるよ。秀みたいに・・』と覚悟をかためたのであった。