目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になる為、テレサ病院でローザという名で研修を受けている。
実力を遺憾なく発揮し、病院では一躍有名人となった。
リンデン
ブリチア帝国の皇太子殿下。
エリーゼの婚約者。
2年前に起きたアンジェリー戦争の英雄とされている。
エリーゼの前では変装したロンとして現れる。
レン
エリーゼの兄(長男)
銃騎士団の副団長を務める。
エリーゼに対し厳しく接している。
ルイ・ニコラス
フランソエン共和国きっての名将。
前世ではブリチア帝国のクリミア遠征を妨害し、その策によってクリスを死に至らしめた。
ユリエン・ド・チャイルド
チャイルド家の姫君。
前世ではエリーゼと犬猿の仲であった。
リンデンに片思いしている。
31話 ネタバレ
エリーゼによる嫌がらせの数々
ユリエンに対し『いっそ彼女が皇后になれば良かったのに』と思ってしまったエリーゼ。
そんなことを考えていたエリーゼに対しユリエンは「何をそんなに考えているのですか?」とツっこんでくる。
「あ・・昔のことを少々思い出してしまって・・」と適当に誤魔化すエリーゼ。
だが前世のエリーゼに散々嫌がらせをされたユリエンからするとその言葉は地雷だった。
ユリエンは「あ~姫君が私の席にこっそりカエルを置いたことかしら?それとも宴で私の靴を池に落としたこと?」とエリーゼの昔の悪事をえぐってくる。
エリーゼは前世での行いをすぐにユリエンに謝罪した。
エリーゼ「姫君に対し大変失礼な真似をしてしまい申し訳ありませんでした。」
はじめてエリーゼから謝られたユリエンは唖然としてしまう。
ユリエン「なんだか今日の姫君はいつもとは様子が違いますね・・・」
宴の主役
話は変わり、ユリエンは「姫君は今日発表される主役が誰だかご存知ですか?」と聞いてくる。
意図が分からないエリーゼは「え?主役とは・・?」と聞き返した。
ユリエン「皇太子殿下の婚約者のことですよ。陛下の祝辞の後に発表があるとのことだったじゃないですか。」
チャイルド姫は誰が皇太子后になるか色々と予想する。
そしてその中で1番可能性が高いと予想した人物がエリーゼだったのだ。
エリーゼはすぐさま「決して・・私ではありません」と否定する。
そんな話をしながらもリンデンに恋心を抱くチャイルド姫は少し寂しそうな表情を浮かべたのであった。
最後にユリエンは「今度機会があればお茶でもしましょう。」誘いその場を去っていった。
エリーゼ「はい。喜んで!!」
リンデンの嫉妬
その頃、リンデンは会場の雰囲気に妙なイラつきを覚えていた。
リンデン『気に入らない・・・宴だけを楽しめば良いものを・・何をそんなに見ておるのだ・・』
リンデンは会場の男達がエリーゼの美貌に視線をチラつかせているのに少し嫉妬していたのだ。
そんか不機嫌なリンデンに気がついたレンは「殿下の気に触るような者などおられましたか?」と言葉をかける。
『そなたの妹のせいだというのに・・』と心の中でツッコミを入れるリンデン。
それにリンデンはエリーゼの顔色が優れないのも気になっていた。
ルイ・ニコラスという男
すると1人の男がエリーゼに近づいてきた。
男「私ルイと申します。フランソエン共和国の使節として誕生祭に参加しました!!」
その男はルイ・ニコラスというフランソエン共和国きっての名将であった。
つまり前世でブリチア帝国のクリミア遠征軍を罠に陥れ、エリーゼの兄であるクリスの部隊を全滅に追いやった張本人であるのだ。
ニコラスは「私の計画を止めたブリチア帝国の軍略家がこのような美しいレディだとは思いもしませんでした」と言ってくる。
さらにニコラスは不気味な笑みで「私と一緒に踊って頂けませんか?」と手を差し伸べてくる。
この世界では手を差し伸べられたら、手を取るのが礼儀・・・
さらに相手は高位であるニコラスということもあり、体調不良のエリーゼといえども断る理由がなかった。
『誰か止めてくれれば・・』と思いながらも渋々手を取ろうとするエリーゼ。
するとそこに「待て!その手を放せ!!」とリンデンが止めに入ってきたのだ。
ニコラス「ほぅ・・・」