目次
登場キャラ
荻野翼
駐屯地で働く大柄な男。
鈴音自殺に関わったとして調査された6人のうちの1人。
楓
萩野と同じ大学に通う女。
河川敷で変質者に襲われていたところを萩野に助けてもらい、一夜限りの関係を持ってしまう。
黒岩とは交際していたものの、好意は全く持っておらず、連絡も疎かにしていた。
黒岩徹
軍隊時代の萩野の同期。
真面目な性格からか近藤にイジメられてしまう。
楓を奪われたショックと近藤を殺してしまったことにより自ら命を絶ってしまう。
高橋実
秘密のビデオ喫茶の受付係。
鈴音の自殺に裏があると思い、調査に乗り出す。
佳代
デリバリーサロンで働いていた 20代くらいの女性。
実の復讐に付き合う。
鈴音
秘密のビデオ喫茶で勤務していた女性。
だがある日首を吊って自殺しているのを発見される。
言葉は一切発せず、なぜか秘密のベルにだけ反応する。
13話 ネタバレ
佳代の決意
シャワーを浴びる佳代。
萩野の過去を聞かされた佳代は憤りを感じていた。
佳代「たとえあんたが鈴音を殺してなかったとしても罰を受けるべきだわ!あんたは、人を傷つけすぎた!私の知ってるアイツみたいに・・・」
楓が感じていた責任(萩野過去編)
あることを確認する為、楓に接触した萩野。
だが同時に楓も萩野に確認したいことがあったようだ。
楓は「先輩にはじめて会った時付き合ってる彼氏がいました。その彼氏が1年前に死んだんです。」と話をきりだした。
楓「彼が死んでから毎日が地獄でした。彼は私のせいで死んだんです。」
楓は自分が黒岩からの連絡を拒否し続けたことで黒岩が自殺したと思い、交際をキッパリ断らなかった自分を責めていたのだ。
すると萩野が「そりゃお気の毒にな」と立ち上がりだした。
そして「確かめたいことがあってな」と言った萩野は急に自分が履いていたズボンをズラしだしたのだ。
楓は「先輩!何してるんですか?」と驚いてしまう。
萩野「しゃぶれ!クソ女!」
全てを打ち明ける萩野(萩野過去編)
数時間後、襲われた楓は泣き崩れていた。
楓「どうしてこんなことが出来るの・・・?これじゃレイプと同じじゃない・・」
だが萩野は「はぁ?何言ってんだ!こっちは勃っていねぇってのに」と反論する。
萩野はどうやら黒岩が自殺した日以来、性的不全に陥っていたのだ。
そして楓ならそれが克服されるかもしれないと思い、楓に接触したのだ。
だが結局は克服されず萩野も少しガッカリしてしまう。
萩野「お前の彼氏が死んでから勃たねぇんだよ!お前ならって思ったんだが・・違ったみたいだな」
楓は「あんたがなんで彼のことを知ってんのよ!!!?」と怒りながら割れた瓶を手にする。
萩野「なんでって俺が殺したから」
背を向けながらタバコを吸う萩野に楓は割れた瓶を振りかざそうとした。
楓「うあああぁぁぁぁ」
ペアリング(萩野過去編)
だが楓の怒りも虚しく、楓は萩野に殺されてしまったのだ。
風呂場で横たわる楓の死体を見ながら萩野は『さぁてどうやって処理するか・・』と考える。
その後、萩野は全ての証拠を消すため男の存在を匂わす楓の私物を1つ1つ焼却炉で燃やしていた。
その中には「徹くんへ」と書かれた黒岩宛の手紙も入っていた。
外から楓の部屋を眺めながら萩野は「それでも結構気遣ってやったんだぜ。お前らはカップルだからな」と呟く。
なんと萩野は楓の死を首吊り自殺に偽装したのだった。
彼氏だった黒岩と同じように・・・
萩野「最高のペアリングだろ?似合ってるぜ!」
悪魔を目覚めさせる天使
実から萩野の過去を聞かされた佳代。
佳代「じゃあその子も萩野が殺したってこと?なんであんたがそんなことまで知ってんのよ!?」
実「萩野のことを調べてる時に萩野の下で働いていた人に会ったんだけど、酒の席で自慢げに話していたらしい。自分が殺したって」
佳代「じゃあ結局のところ萩野は鈴音以外に勃たないってことよね。だったらなんで殺す必要があるのよ」
実「だからだよ!鈴音さんはアイツにとって天使みたいな存在だったから。悪魔を目覚めさせる唯一の天使・・・」