目次
登場キャラ
エリーゼ・ド・クロレンス(高本葵)
本作の主人公。
医者になる為、テレサ病院でローザという名で研修を受けている。
ハーバー公爵夫人を助ける為、切開手術を行ったがそれが物議を呼び百院をいう棟に監獄されている。
リンデン・ド・ロマノフ(ロン)
ブリチア帝国の皇太子殿下。
エリーゼの婚約者。
2年前に起きたアンジェリー戦争の英雄とされている。
エリーゼの前では変装したロンとして現れる。
ミンチェスト・ド・ロマノフ
ブリチア帝国の国王。
エリーゼのことを慕う心穏やかな老人。
心変わりしたエリーゼを絶賛しており、医者の夢を諦めさせようとしている。
ガーリック
公衆保健部の部長。
自身の医学知識に自信を持っており、プライドが高い。
47話 ネタバレ
リンデンの同行
患者多発地域へのエリーゼの出動を拒もうとするリンデン。
リンデン『1番患者たちの多い地域に行って何かあったらどうするんだ・・』
エリーゼにその理由を尋ねられリンデンは言葉に詰まってしまう。
そしてエリーゼが直接現地に足を運びたい熱い思いを伝えてきたこともあり、リンデンは「良いだろう。ただし条件がある。」と答えたのだ。
その条件とはリンデンも現場調査に同行するというものであった。
リンデン「では出発だ!」
3つの下水
現地に向かうリンデンとエリーゼ。
エリーゼには縮小図からどこの水道が感染源かという目星がある程度ついていた。
エリーゼ『行政部で調査した3つの地域の供給組合はテーズ組合、ベルベット組合、フィオルド組合・・全部で3つ。この3つのどれか・・』
さらにベルベット組合の水質を考慮すると、それも感染源とは考えにくいことから、候補はチーズ組合かフィオルド組合の2つまで絞ることが出来た。
そこでエリーゼはリンデンに「現在ロンドの下水が最終的に流れる場所はどこですか?」と尋ねた。
リンデン「テーズ川の下流だ」
エリーゼ「すぐにテーズ川の下流に向かいましょう」
止めた飲み水
テーズ川の下流に到着すると、そこは酷い悪臭に見舞われていた。
エリーゼはすぐに『これがコレラ菌の生息地ね』と直感した。
そしてエリーゼは「今すぐ飲み水用のバルブを外し、供給を止めて下さい!」と指示を出したのだ。
多発するクレーム
その後、皇室に戻ったエリーゼ達。
するとガーリックが慌てた様子で「市街の飲み水を止めるとは一体どういうことですか!!」と言ってきた。
飲み水を止めたことで市民達からのクレームが相次いでいるようだ。
だがリンデンが「このことについては私が責任を取る」とエリーゼを庇ったのだ。
リンデンに感謝を伝えるエリーゼ。
それに対しリンデンは「そなたが理由なしにこのような行動をとるとは思えない。私なソナタを信じている。」と答えた。
リンデンのその言葉に思わず驚いてしまうエリーゼ。
エリーゼ『一体殿下はどういうお考えを・・・』
減り続ける患者数
翌日、事態は一変する。
なんと発症患者数が100名を切ったのだ。
ガーリック「そんなはず・・デイムクロレンスの意見が合っていたというのか・・」
さらにその翌日には30名まで患者達が減っていた。
病院でその事をエリーゼに報告するグレアム。
グレアムも『まさか本当に解決するとは・・』と驚いてしまう。
そしてエリーゼは引き続き水分と電解質の補給により患者たちの治療に専念するよう周りのスタッ達に鼓舞したのであった。
解決した伝染病
街中でもエリーゼとリンデンにより、今回の伝染病が解決されたとの報道が拡散された。
「伝染病がピークの時にデイムと共に感染地域に行って調査までしたらしい。」
「デイムクロレンス。そして皇太子殿下の結婚に乾杯!!」
そして数日後、20年前ロンドを死に追いやった大疫病をエリーゼは完全に解決することに成功したのだ。
下水道の整備
陛下はすぐにエリーゼを皇室に呼び出し感謝を伝える。
エリーゼ「恐れ入ります陛下。これも全て陛下の支えがあったお陰です。」
陛下「まさか本当に3日以内に疫病を解決するとは、実に立派だ。」
エリーゼはさらに同じような伝染病に対する予防策まで提案した。
疑うこともなく興味津々になる陛下。
もはやエリーゼの言葉にはそれだけの信頼があったのだ。
エリーゼ「多少費用がかかってでもこの地下に都市の下水道を整備しなければならないと思います。」
さらにエリーゼはその工事の規模を出来るだけ大きくすることを提言したのだ。