目次
登場キャラ
アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク
9歳の次期皇后。
7年後から時を遡ってきた。
父や騎士団達が遠征に行ってしまった為、寂しい思いをしている。
ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
カスティーナ帝国の次期(34代目)皇帝。
未来ではアリスティアとモニーク(父)を死に追い詰める。
今世ではいつも自分に怯えた表情を受けべるアリスティアに特別な感情を抱くようになって行く。
アレンディス・デ・ベリータ
ベリータ家の公子。
未来ではその知識明晰さで数々の功績をあげている。
アリスティアに求婚するなど、友人以上の関係を築きあげるもアリスティアから前世での話を聞かされた際、真に受けないような態度を取ってしまったことがきっかけで関係がギクシャクしてしまう。
44話 ネタバレ
ルブリスとのダンス
ルブリスから社交ダンスの誘いを受けるアリスティア。
ルブリスは「成人した僕のダンスパートナーをお願いしたい」と言うと、アリスティアの手を取り、踊り始めたのだ。
2人のダンスを見て、周りのギャラリー達も「気品のあるお姿。殿下と本当によくお似合いですこと。」と絶賛する。
一方のアリスティアは『あの頃と同じ成人式・・同じダンスのお誘い・・時間が巻き戻る前のこの瞬間、私は彼に心を奪われた。』と思っていた。
運命に対する不安
また前世と同じ運命を過ごすことに不安を覚えるアリスティア。
アリスティア『フィオラ・・・あの名は何ももたらしてくれないのかもしれない。信じるのをやめた・・神にもらった名なんて・・』
一方のルブリスはアリスティアの手馴れたダンスに驚いていた。
ルブリス「意外だ・・今日はじめて踊るのだろう?その割にステップが軽快だ。」
ルブリスは今まで別の誰かと社交ダンスを踊ってきたのではないかと疑ってくる。
そしてその疑った相手はアレンディスであった。
するとルブリスのダンスが急に荒くなる。
ルブリスは締めのパートで強引にアリスティアを抱き寄せ、耳元で「気に入らない」と囁いた。
ダンスを終えた2人。
周りの客席からは拍手喝采の嵐であった。
ルブリス「いい一時だった。感謝する。」
アリスティア「ご一緒でき光栄でした。」
フィオラという名
その後、成人式では大詰めの来賓祝辞が行われていた。
アリスティアはいつ陛下に家を継ぐことを伝えか考える。
そんなアリスティアの強ばった表情を見てルブリスは「そなたは・・どうして僕を恐れるのだ?」と尋ねてくる。
しらばっくれるアリスティアにルブリスは「まさか・・幼少期のことを思い出したのか?」と突き詰めてくる。
何のことを言ってるか分からない表情をするアリスティア。
そしてルブリスは次に「違うのならフィオラという名のせいなのか?」と聞いてきたのだ。
核心を突かれたアリスティアは「・・どうして、それを・・!?」と動揺してしまう。
つまりルブリスは神が王位継承権を持つ者(美優)が現れたと告げたことを知っていたのだ。
同じ運命
アリスティアは「・・・私をどうされるおつもりですか?」と恐る恐る尋ねる。
ルブリス「・・・次期皇妃、皇后の次位につかせれば安全だろう」
それはつまり前世と同じ運命を辿るということであった。
アリスティア『それじゃあまた・・・やっぱりこうなってしまうのね・・』
ルブリスとしてはモニーク家の権威を守るための配慮であったが、アリスティアからすればそれはもっと避けたかった運命であった。
さらにアリスティアは自分が犯した致命的なミスに気づいてしまう。
アリスティア『余計なことを聞くんじゃなかった・・私が正妃になっても美優はやってくる。神に選ばれし少女はまた別にいるの。今日ここで家を継ぐと言わなきゃいけなかったのに、今から告げると彼の申し出を真っ向から拒むことになる・・・もうダメなの?』
絶望するアリスティア。
すると会場に1人の男が現れたのだ。
その人物とは・・