目次
登場キャラ
アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク
9歳の次期皇后。
7年後から時を遡ってきた。
寂しい思いを払拭する為にケインアルと旅に出る。
ケインアル・ラ・モニーク(侯爵)
アリスティアの父であり、モニーク家の侯爵。
不器用な性格ではあるが、誰よりもアリスティアを思っている。
アルキント・デ・ラス(侯爵)
ラス家の侯爵。
騎士団長を務める赤髪のイケメン。
カルセイン・デ・ラス
アルキントとエルニアの息子。
有り余る元気で両親を困らせている。
後に剣術の天才と謳われることになる。
ツンデレだがアリスティアのことを慕っている。
ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
カスティーナ帝国の次期(34代目)皇帝。
未来ではアリスティアとモニーク(父)を死に追い詰める。
今世ではいつも自分に怯えた表情を受けべるアリスティアに特別な感情を抱くようになって行く。
その為破談の話にもストレスを抱えている。
49話 ネタバレ
指名を受けるカルセイン
アルキントから「急いでモニーク家の領地に行ってくれ!!」と言われたカルセイン。
どうやらアリスティアに剣術を教えてほしいと依頼がきたようなのだ。
それもカルセイン指名で・・・
カルセインは「なんで俺が?公爵閣下と一緒なんじゃ?」と驚くが、アルキントは「それは行けば分かる」と強引に推し進めてきたのだ。
カルセインはアレンディスが言ったように自分が先にアリスティアと会うことになり驚きを隠せないでいた。
そして何よりアリスティアに会えることに喜びを感じていたのだった。
カルセイン『あいつ驚くかな?それとも待ってたりして・・・』
諦めないアレンディス
一方のアレンディスもアリスティアを諦めた訳ではなかった。
1人が部屋で一通の手紙を手にするアレンディス。
アレンディス「まだ早い。まだ君に会う資格がないからほかの人間に預けるけど、失敗は1度きり、必ず君を取り戻してみせる!マイレディー」
巷の噂
巷の貴族たちの間ではアリスティアのるブリスの破談の話でもちきりだった。
「成人式でモニーク公爵が令嬢を後継にしたいと意思表示をされたそうよ」
「ということは破断かしら・・・」
「まさか皇家とモニーク家の間に何か良くないことがあったんじゃ」
「外国にも噂は広まっているわ」
「他の国の王室も機会を伺っているそうよ」
「帝国の王后の座を狙ってあちらから来客がありそうね」
そんな騒がしい状況に誰よりもるブリス自身が腹を立てていたのだった。
還ってしまう父
モニーク領地に訪れたカルセイン。
アリスティアもいきなりの友人の訪問に驚いてしまう。
カルセイン「なんだよその顔、客に向かって・・・せっかく呼ばれてやってきたのに」
アリスティア「呼ばれたって誰に?」
するとケインアルが「私が呼んだ」と横から現れた。
そして何も事情を知らされてないカルセインにケインアルは呼び出した理由を伝えた。
ケインアル「私はそろそろ首都に戻らなければならない。公子にはティアの訓練を見てもらいたいのだ」
突然の知らせにアリスティアも驚く。
アリスティアが「また戻ってきてくれよね?」と尋ねてもケインアルは「騎士団の業務が滞ってる。戻ってくるのは難しいだろう」と答えた。
だがケインアルが「私と一緒に首都に帰るか?」と尋ね返すとアリスティアは「私は・・・もうしばらく・・・ここにいたい」と答えたのだ。
その答えにケインアルも「そうか。好きなだけここで過ごすといい」と笑みをこぼしたのだった。
呼び名
そのまま首都へ帰ってしまったケインアル。
その後ろ姿を見ながらアリスティアは『私がまだ帰りたくないのを知ってたんだ』と思い、見届けた。
するとさっそくカルセインが「さ~てとそういうことだから俺のことは師匠と呼べ」と注文をつけてきた。
「嫌です」と即答するアリスティア。
カルセインも「はぁ?なんでだよ!!教えに来たんだから師匠だろ?」と言うも、アリスティアは頑なに断り続けた。
カルセイン「そんなこと言わないでさ~」
アリスティア「どうして私が?非常に不愉快です。」
カルセイン「そのくらい言ってくれても言いじゃんかよ・・・」
だがアリスティアもカルセインとの再会はとても喜んでいた。
アリスティアが「来てくれてありがとう。カルセイン」と言うと、カルセインも「最初からそう言えばいいのにさ」とデレデレしてしまう。
手紙
そしてカルセインはアレンディスから預かっていた手紙を渡した。
「私にですか?」と手紙を手に取るアリスティア。
するとアリスティアは驚いた表情を浮かべた。