漫画アプリ「ピッコマ」で毎週木曜日に連載されている「TEN」。
本記事は22話〜38話まで連載された2年生編を投稿しております。
連載が進むにつれ、また定期的に更新して参ります。
※ネタバレ以前のあらすじと1年生編が気になる方は下にリンクがございますのでそちらからお進み下さい。
吾妻と木戸
無事進級出来た拓と木戸であったが喜びもつかの間、すぐに鷲田から2年の棟に案内される。
進級した10人の生徒の前には、威圧的なオーラを放つ2年生達が・・・
すると早速木戸をマークした2年の不良生徒は木戸をとある場所へ連れ出す。
連れられた木戸の前には2年の頭を張る吾妻楓という男がいた。
吾妻はさっそく木戸に自分の下につくように命令する。
当然誘いを断った木戸は逆に吾妻を挑発する。
結局その場はどちらも手出しをせず収まった。
しかし吾妻には考えがあった。
吾妻の襲撃
その後木戸と拓の元に伊達という眼鏡男が仲間になろうと近寄ってくる。
木戸は面倒臭そうに伊達を遠ざけるが、実は伊達は吾妻の手下だったのだ。
小便をして伊達に背中を向けていた木戸は不意打ちを受け、左肩を負傷する。
そしてその情報を手にした吾妻はすぐさま木戸の元へ向かい、さっき売られた喧嘩を買いにいく。
吾妻とタイマンすることになった木戸は先程の受けた怪我で上手く左手を使うことが出来ない。
結果木戸は思うように動けず、左肩を狙ってきた吾妻に完敗してしまったのだった。
再度吾妻はボロボロの木戸に自分の下につくよう命令する。
しかし木戸は中指を立て「ガキの遊びに興味はねぇんだよ」とキッパリ断る。
最後の忠告を無視した木戸に吾妻は鉄槌を下そうとする。
すると次の瞬間拓が割って入り吾妻のトドメを防ぐ。
当然急にしゃしゃり出てきた拓に吾妻の家来達はブチギレる。
囲まれた拓は向かってくる家来達を一人一人なぎ倒す。
しかし1対1では勝つことができても、数の力に叶わず拓も木戸同様にボコボコにされてしまったのだった。
ちょうど拓が力尽きた頃、鷲田をはじめとした学生指導担当が喧嘩の収拾をつけにきた。
そして拓は朦朧とした意識の中、学生指導担当の男にどこかに連れて行かれたのだった。
自分を悔やむ拓
目が覚めた拓は暴力を振るった罰として学校のとある場所に収監されていた。
意識が朦朧としている中で何故か拓は橋本から受けたイジメをずっと思い出していた。
なぜ今自分がこんな場所にいるのか、そもそもなぜ自分がイジメられていたのか、なにが間違っていたのか・・・
そう思い自暴自棄になっていた拓の前に木戸が現れ、「スパーすんぞ」と声を掛けてきた。
スパーリングする中で木戸も自分の過去を語り出す。
クラスのイジメられっ子を守る為に拳を出し転向させられた木戸は、自分に謝ってきたイジメられっ子に掛けてあげれば良かった言葉があると後悔していた。
「お前のせいじゃない、イジメられたのもこんなことになったのもお前のせいじゃない」
その言葉を聞いた瞬間、拓も今までずっと自分を責めてきた心が一気に楽になった気がした。