目次
生贄投票 あらすじ
アプリの出現
ある日何者かの仕業により私立柳沢高校2年C組全員のスマホに強制参加のアプリが出現する。
アプリのルールはクラスの中で1人生贄を投票するというもの。(投票は1人1票)
クラス全員が困惑する中1回目の投票結果が発表される。
最初に生贄に選ばれたのは、クラスのアイドル的存在である入山環奈。
環奈も周りから嫌われている自覚が無かったため動揺する。
投票結果発表後アプリからさらなる告知がある。
「生贄に選ばれた者は24時間以内に社会的死が与えられるよ!!」
二階堂ありさの呪い
さらにアプリのキャラクターは「これは二階堂ありさの呪いだよ!!」と言いだした。
それを聞いた瞬間クラス全員が凍りつく。
二階堂ありさは2年C組の元担任であり体調不良で退職し後に自殺していたのだ。
また生贄の救済方法の説明も流れる。
「24時間以内に生贄は10万回、それ以外の生徒が1万回アプリ内のボタンをタ ップすることで生贄は死を回避できる」
クラス全員の助けがあれば生贄は死を回避できるというルール。
しかし環奈と普段から仲の良いグループの生徒しか、ろくにタップしていないことがアプリのタップ進捗状況発表で発覚する。
環奈もクラスメイトの協力を得られず諦めたのか、ただの悪戯と高を括ったのか翌日にはあまり気にしている素振りもない。
社会的死
そして24時間が経ち、社会的死の時間を迎える。
するとなんとクラス全員のスマホに環奈のS○X動画が流れたのだった。
そして、その動画はネットにも拡散する。
ショックを受けた環奈は学校を飛び出した。
しかし校門を抜けた瞬間、、、
走ってきた車に轢かれて死んでしまったのだ。
そして、アプリは次の生贄投票を始めるのだった。
クラス内での人間関係、スクールカースト、犯人の正体、二階堂ありさの謎、、 様々な思惑や疑念がクラスを駆け巡る。
主要キャラ
今治美奈都
本作の主人公。 美奈都はスクールカースト上位の今時女子高生。
クラスが生贄投票で困惑している中、なんとか生贄を出さないように解決策を考えたり、二階堂ありさの実家を訪問したり事件解決の為に色々と頑張ります。 環奈が生贄に選ばれた時も必死に環奈を励まそうとする。
環奈の他にも玉森修太や柴田康介と仲が良い。
入山環奈
2年C組のアイドルにして女王的存在。
生贄投票の最初の犠牲者です。 美奈都とは同じグループだが、ジュースを買いに行かせたりラインを既読スルーするなど見下している節がある。
玉森修太
プログラミングが得意な男子。 美奈都とも仲が良い。
クラス全員が1万回タップ出来るようにタップアプリを作ったりと色々と事件解決に色々と協力的。
その頭脳が裏目に出て今回の事件の首謀者ではないかと疑われてしまうことも・・
柴田康介
クラスのリーダー的存在。
環奈が死んだあと、事件解決の為に誰も生贄投票に参加しないことを提案する。
クラスの人気者である康介だが、そんな彼を快く思っていないクラスメイトも存在する。
個人的に一番可哀想な罰を受ける。
二階堂ありさ
2年C組の元担任。
期待を膨らまして教員になったものの、あどけない性格が環奈の鼻につきクラス全員からイジメられる。
挙げ句の果てには、リストカットしまくってヨレヨレになり、初めの面影はなし。
そして「お前ら全員呪ってやる」と言い残し学校を去って行く。
ちなみに美奈都はその後転校してきた為ありさと面識はなし。
感想
良かった点
・個人的には絵のタッチがとても好きで見やすかったです。
・登場する女子高生がそれなりに可愛かったです。
・次は誰が生贄なるんだろ、という楽しみも1、2巻の時はありました。
悪かった点
・途中から色々と登場人物が出てきて、若干読むのが面倒くさくなります。
・主人公があまりパッとしません。ただ落ち込んだり、たまに喜んだりしてるだけです。
・ストーリーが投票性のルールということもあったのでもう少し駆け引きの要素が欲しかったです。(一瞬そうゆう展開になるか?という場面があったんですけど)
・罰がハメ撮り動画とかオ○ニー動画とかワンパターンでした。
全体的にもう少し捻りがあっても面白いのかなっていうのが正直な感想です。 一旦4巻で第一部が終わりと言った感じなので試し読みしたい方はとりあえず4巻まで見てみると良いと思います。 ちなみに5巻からは7年後美奈都が教師がなり教師編が始まるみたいです。ちなみに自分は読まないかも(笑) あと良くも悪くも生徒1人1人の背景などもそれなりに細かく描かれてました。
生贄投票の通信簿
絵柄 ⭐⭐⭐⭐☆
演出 ⭐⭐☆☆☆
ストーリー ⭐⭐⭐☆☆
キャラクター ⭐⭐⭐☆☆
世界観 ⭐⭐☆☆☆
セリフ ⭐☆☆☆☆